古着屋スタッフが、皆さんに少しでも役立つ情報をお届けします。 少しでもファッションに興味を持って頂ければ嬉しいです。

2017年8月30日水曜日

【FilMelange フィルメランジェ】こだわり抜いた究極のカットソー



2007年に尾崎雄飛氏が立ち上げたブランド、「FilMelange」。

フィルメランジェはカットソー作りからスタートしたブランドです。


ブランド名のフィルメランジェは、「混色の(Melange)糸(Fil)」という意味。


これは、昔ながらのTシャツやスウェットシャツの杢柄のグレー色のように、美しく混ざり合った色を意味しています。


カットソーという普遍的で誰もが着用するアイテムという事で男女問わず人気があります。


men's NON-NO、FUDGE、UOMOなど多種のファッションへの露出も多く、業界でも定評のあるブランドです。


またNY発の「OPENING CEREMONY(オープニングセレモニー)」やLOS発の「Fred Segal(フレッドシーガル)」など海外のセレクトショップでも取り扱われる、世界からも注目されているメイドインジャパンブランドです。




コンセプトは【究極のカットソー】


「わた」から「糸」「生地」「縫製」に至るまで自社開発を行うほど、素材に対してこだわりが強く、そこから作られるカットソーは至極の一品となっています。

日本製にこだわり、自社工場で職人育成に励むなど、ブランドや技術の継承にも力を入れているブランドです。


誰でも着れて、誰にでも似合う。



自身のワードローブの中から何も考えず、パッと手に取ることが出来る。


そして難なくコーディネートに馴染んでくれる。



これがフィルメランジェの魅力だと思います。




カットソー


コンセプトにある、カットソーがブランドを代表するアイテムとなっています。



通常カットソーはどこのブランドでも展開されていますが、フィルメランジェの場合はバリエーションが他ブランドとは圧倒的に差があります。


一人一人のスタイルに合わせたカットソー作り

皆さんはカットソーを購入するとき、「もう少し首元が空いていてほしい」とか「身幅にゆとりがほしい」、「生地に少し厚みが欲しい」。

良いんだけど何か惜しいなんて思った経験はありませんか」?

フィルメランジェはその惜しいを叶えてくれる数少ないブランドの一つです。



モデルが多い為、今回は無地の代表的な3型を紹介します。



「SUNNY サニー」



これぞ定番といえる胸元にポケットのついたシンプルなクルーネックTシャツ。

毎年シルエットを数ミリずつ変化させ、より洗練されたデザインへとブラッシュアップし続けています。

ブラジル原産、新彊(トルファン)育ちの真っ白な超長綿「オーリンダコットン」を綿の段階から別注、特番手に紡績し、吊編機で柔らかく編み上げた丸胴の天竺生地です。

旧式の吊編機(つりあみき)を使用することにより、薄い生地のカットソーにありがちな、ヨレヨレ感やくたびれ感が出ないため、長年型崩れせず、生地のハリ感も変わりません。

美しい光沢があり、シルキーで毛羽の少ないなめらかな風合いが特徴です。

価格7500円




「ANNIE アニー」



クルーネックで脇下ギャザーが入った定番のTシャツで、自然なドレープが入るディテールになっています。
幅が広めのパターンのためボディラインが出にくく、涼しげなボリューム感があり、広めに開いた首元と小ぶりの胸ポケットがポイント。

肩の縫い目は縫い目が肌に当たらないよう同じ生地で隠す仕様になっています。

ポケットもデザインとして、 少しだけ右に曲がって付いているのが気の利いたポイントですね。

「DIZZY ディジー」


しっかりとした素材感が心地よい1枚で、耐久性のあるバインダー仕様の首周りになっているのが特徴です。

丸みのある胸ポケットが、あえて下の方につけているのがチョットしたアクセントになっています。




オーガニックコットン糸の製造工程でふるい落とされた良質な繊維を集め、50%のバージンオーガニック綿と掛け合わせて紡績された有機リサイクルコットン「オーガニックラフィー」を使用。


この柔らかでコシのあるわたを別注染色し、特別番手に紡績したオリジナルのメランジェカラー糸を吊り編み機にかけることで、ヴィンテージの風合いたっぷりの天竺生地が生み出されます。

価格9000円


カットソーの価格として決して安いとは言えませんが、実際に着てみるとどれも、払ってでもほしくなるぐらい着心地がいいです。



スウェット



スウェットもフィルメランジェを語る上では外せないアイテムです。

デザインはシンプルですが、オーガニックコットンや超長綿、時にはカシミアを裏地に使用するなど、とにかく厳選された天然素材のみを贅沢に使用するなど、着心地に関しては他のスウェットを凌駕します。

スウェットに関しても、「袖や裾のリブが気になる」、「裏起毛があった方がいい」など細かいディティールの惜しい部分を解決してくれます。





「BYRD バード 3」



柔らかな手触りとシルクのような光沢を放つ貴重な超長綿と良質なリサイクルコットンを50%の割合で配合したスウェットです。



裏地もふんわりと起毛しているため、素肌に着用しても快適。

胸のポケットも程よいアクセントになっています。

価格 18000円



「KYNASTON カイナストン」


KYNASTON(カイナストン)は、先程ご紹介したBYRD(バード)でも使用されている上質な素材 超長綿を表地に使用。

そして裏地には、繊維の宝石として知られるカシミアを贅沢に使用することで高い保湿性と肌さわりを両立しています。


東京にある直営店でしか購入することのできないちょっとだけレアなスウェットです。

価格 37000円

「DREW2 ドリュー2」


原料にオーガニックコットン糸の製造工程でふるい落とされた良質な繊維を50%、バージンオーガニックコットン50%を其々掛け合わせて紡績されたオーガニックリサイクルコットンを生地表面に、裏面には、表糸とは弱配色の糸を配した、ハニカム柄の組織で編みたてたサーマル素材。




ハニカムの隙間から裏糸の色が少しだけ覗くことで立体感を表現しています。Wフェイスにすることで、通常のサーマル素材やワッフル素材と比較し横に緩みにくく、また袖口には伸び止めの役割として柄入りのリブを採用、長くご愛用頂ける仕上がりとなっています。

価格 14000円


如何でしたでしょうか?

他にも紹介しきれなかったモデルがまだまだあるので是非チェックしてみてください。

ここまで紹介してきたブランド「FuilMelange」。

最近では、セレクトショップのオリジナルや無印などファストファッションでもオーガニックコットンを使うなど素材にこだわり、差別化を図っていますが、フィルメランジェに関しては着た時の着心地が別格です。


YAECACOMOLIなど日常着メインのブランドはこのブログでも紹介していますが、素材へのこだわりがずば抜けて高いです。

またディティールに関しては正直、分かりづらく、デザイナーの意図がユーザーに伝わらない事はあります。

しかし肌着をメインとしたブランドであるからこそ、ユーザーの細かい要望にも応えられるように、型数を増やしたり、細かな調整をアイテム全体で行う事が出来ているのかなと思います。

渋谷に直営店があるので、良かったら足を運んでみて下さい。


Filmelange 神宮前店


皆さんの「惜しい」を形にした物がきっとあると思います。




参考文献

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