2002年にデザイナー石川俊介氏がスタートさせたブランド「MARKAWARE」
元々は「marka」というレディースブランド発で、2003年にメンズラインが発足した後に、メンズラインに絞りブランド展開をしています。
メンズラインでは「marka tailor」「marka black label」「marka blues」「marka」の4ラインを展開していましたが、2009年に現在の「MARKAWARE」、都会的なエッセンスを加えたカジュアルライン「marka」という2つに統合される形となりました。
コンセプトは以下の通りです。
素材選びから縫製、加工に至るまで、洋服作りにおけるすべてのアプローチを日本国内で行う。そんなブランド成立当初に掲げた確固たる精神のもと、古き良き時代から培われてきた職人的ディテールワークに独自のモダニズムとウィットを盛り込んだメンズウェアを発信。
このブログでも紹介しているScyeと同じように職人気質で徹底したメイドインジャパンへのこだわり、それを裏付ける確かな品質とデザインが話題を呼び、現在ではUNITED ARROWSやADAM ET ROPEなど人気セレクトショップでの取り扱いが増えています。
そんなMARKAWAREのデザインのルーツはアメカジ。
アメカジと一口に言っても、※アメトラ、バイカーなど系統が様々ありますが、MARKAWAREはワーク、ミリタリーがメインと言った感じでしょうか。
(※アメリカントラッドの略)
元々デザイナーの石川氏は学生時代にアメカジにハマり、実際にアメリカに渡り友人とスニーカーを探し回るほど、どっぷり浸かっていたそうです。
しかしアメリカ滞在中に美術館で「茶の湯」や仏像など日本の文化が紹介されているのを観て、そこから日本文化に興味を持つようになったと語っています。
アメリカで逆に日本の文化に触れた事で、アメリカ発祥のジーンズを日本でモノづくりで
表現して知ってもらうという考えに、たどり着いたそうです。
デザイナーのルーツや触れてきた文化が反映されているのでブランドが芯が強いですし、そういった部分も含めて色々な方から支持されているブランドだと思います。
MARKAWAREの名作
ジャングルファティーグシリーズ
こちらのシリーズは戦争を背景にしたその時代の大量生産を敢えて再現したり、反面優れた縫製技術でしっかりとした服作りをしたりと、一見相反するように聞こえますが、そこにこだわりが見え隠れします。
こちらはベトナム戦争時に米軍が着用していたミリタリーウェアで、初期型はポプリンやウェザークロスの平織り生地、後期になると引き裂きに強いリップストップが採用されていました。1stから4thまでに段階を分けられていますが、MARKAWAREでは1st〜2ndのもの、1960年代くらいまでのウェザークロスを再現。当時は大量生産をするためにコストダウンをしていますが、当然のことながら生地は非常に質の良いオーガニックコットンを仕様変更。
引用 ES-WEB
こういう忠実な再現と素材、縫製と言った細かいディテールへのこだわりは男性の心を擽りますね。
また忠実に再現しつつも、オーガニックコットンを使用したり、洗濯や日光による褪色に強い染料を使用するなどこだわりが凝縮されている一品です。
使い込むと上の写真のようなあたりが出てきて風合いが増すのも魅力ですね。
価格はアイテムによりますが20000〜35000円前後となっています。
ジョンレノンシャツ
こちらはmarkaですが、代表アイテムのため紹介します。
名前の通りかつてジョンレノンが愛用していたことから、ジョンレノンユーティリティーシャツという名称が付きました。
オリジナルのワッペンを忠実に再現するなど、タイトすぎないスリムなシルエットで毎シーズン人気の一品です。
こちらが実際にジョンレノンが着用していた写真になりますが、ミリタリーファッションの先駆者の1人と言ってもいいかも知れません。
”イマジン”で平和主義者のイメージがあるレノン氏が何故軍服を着るのか??
一説によると実は、アーミールックは反戦の意思表現であることから、若者に圧倒的な人気のあるファションだったそうです。
ミリタリーシャツを着て、イマジンを歌い、反戦の意思を表す演出。
ただ着るだけではなく、様々なバックボーンもを感じながら楽しむことの出来る1着となっています。
ちなみに小ネタですがマーカのブランドタグは『メイド・イン・ジャパン』を誇りにした日の丸。ブランド名の下に『SUPERIOR MEN’S GARMENTS(上質な男性服)』と記載があります。
見えない部分ですがブランド主張をさりげなくする部分が粋でですね。
デニム
もう一つ、MARKAWAREを紹介する上では外せないアイテムがデニムです。
素材や縫製、加工など専門的な事の説明はしませんが、既存の生地を使わずに糸から選定しオリジナル生地を使うなどかなり凝った作りをしています。
生地には防縮加工とネジレ防止加工を施し、ヴィンテージデニムよりも扱いやすいデニムに仕上げてあります。また表面は毛焼き処理をし穿き始めはキレイな印象を保ってくれます。
また金属部分には敢えて錆の出る、鉄を使用しているため、朽ちていく様子もリアルに再現されています。
ちなみに縫製はすべて岡山県新見市の「新見ソーイングセンター」。
90年代レプリカブームを代表するブランドのデニムの多くを引き受けてきた国内でもトップクラスのデニム工場です。
リジッドの状態でも端正で良いですが、加工を入れたり穿き込んだ後の「アタリ」の素晴らしさも是非楽しんでください。
MARKAWAREのジーンズは全てこの工場で縫っており、他の工場で縫うことは考えられません。
縫製仕様に関する深い知識とそれを実現する設備。ミシン類も全て自社工場内で整備調整(非常に重要な事)し、仕様に合わせて使い分けるミシンのストックルームだけで普通の工場程度の広さがあります。
本当に良い工場で縫われた良いジーンズを楽しんでください。
引用 Diffusion
ちなみにデニムのポケットには、こちらの工場で縫製した証のスタンプがしてあります。
ブランドの自信と責任の表れだと思います。
これでもかというくらい男性のディテールへの拘りや興味を掻き立ててくれる要素が詰まっています。
価格は約2万〜3万円となっています。
突然ですが洋服は買って終わりではありません。
着てこそ価値があります。
そこから洗濯や手入れを重ねることで、長く使えるものもあれば、ワンシーズンで着れなくなってしまうものもあります。
アメカジベースのアイテムは特にタフですし、使い込んであたりが出たり、多少くたびれてもそれが味にもなります。
そういった着て洗濯した後の事まで計算して、洋服を作っているブランドは多くありません。
MARKAWAREの良さはそこに出ていると思います。
普段アメカジやミリタリーを着ない方も、着れるライトなアイテム展開もされているので、気になる方は是非チェックしてみてください。











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