古着屋スタッフが、皆さんに少しでも役立つ情報をお届けします。 少しでもファッションに興味を持って頂ければ嬉しいです。

2017年8月18日金曜日

ハイブランドが話題性に事欠かない理由

今日は少し変わった内容の記事です。


皆さん洋服で奇をてらったようなアイテムを店頭で見たことはありませんか??

「これ誰が買うんだよ」みたいな 笑 



RAF SIMONS テープ


先日ラフシモンズから、ベルト代わりに使えるファッション用の粘着テープが発売されました。

既にファッションニュースなどにも取り上げられ、SNSでは話題になっています。



それがこちらなのですが、、、



なんと値段は2万円です!! 


は?「テープで2万円? 意味わからんという方が大半」だと思われるこの商品。




実際にランウェイに登場したルックを見るとやっぱモデルやコーディネートなど様々な要素が絡み合ってカッコよく見えてしまう、、。笑




ただ普通に考えれば、買う人いるの?とか、なんでこんなの作ったしww、ヤバいwwなんて言われネタにされるのが目に見えている。

だって粘着テープってことは、恐らく使い捨てですよ。
「だったらベルトするわ」ってなりますよね。



ちなみにこれ以外にもハイブランドが出している「えっ??」となるようなアイテムが他にもたくさんあります。


BALENCIAGA バッグ



それがこちら。

少し前に話題になりましたね。
バレンシアガのバッグです。

これがIKEAの99円のバッグに酷似しているとして、ネットではネタにされていました。

ちなみにバレンシアガのバックは262,440円。



確かに似ている、、。

デザインソースがIKEAのバッグとは、、、どこの誰向けに作っているのでしょうか、、。

これを受けてIKEA側はこんなユニークな広告を出しました。


「値段はたった0.99$」

「揺らしてみてかさかさ音がしたら、それは本物」
「汚してみて、本物のFRAKTAは庭のホースで簡単に汚れが落ちる」


ちなみに原宿ではIKEAのバッグが一部のオシャレな方たちに受け流行しているそうです。





3つ目ですが、これが今日紹介するネタアイテムの最たるものです。

GUCCI 団扇





グッチのうちわです。値段は2,8000円

表面にはなぜかカタカナでグッチ、裏側にはフクロウと、、。

もはや意味が分からない、、。 カタカナがすごく安っぽいイメージを醸し出している。

ただこの団扇、しっかりと日本製なところ。

団扇としての実用性はある模様。


ちなみに某有名YOUTUBERのヒ○キン氏も所有。

まあこの値段の団扇を普通に街頭で配っている団扇のように使うかは疑問である。

ネットではダサいと言われつつ、「一周回って欲しくなる」という声も多数。




なぜこんなアイテムをだすのか? 

私が考える観点から説明します。

1.      奇をてらったアイテムは話題になりやすくバズられやすい(拡散)
2.      芸能人、一部のお金持ち、ファッション好きが購入。
3.      更なるブランドの知名度、話題性が向上


1~3の流れをみて、沢山売れなきゃ成功とは言えないんじゃない?

街で実際に持っている人見たことないと思った方もいらっしゃると思います。


今はファッションブランドが無数にある時代です。

ファストファッションが根付き、お金を掛けずともファッションが楽しめる時代です。

正直オシャレな人ほど、ファストファッションを上手く使いこなしていますし、パッと見でファストファッションなんてわかりません。

ましてや娯楽の細分化で、昔ほど洋服にお金を掛ける人もいなければ、ステータス性もない時代。

ぶっちゃけ自己満足の世界です。


皆さんがハイブランドに対してどんなイメージを持っているか分かりませんが、結論から言うとハイブランドは殆どが下火で、経営が厳しくなっています。

先ほど紹介しグッチも金銭を巡って創業一族で殺人が起き、一時は倒産寸前までの経営危機に陥りました。


一昨年HMとコラボしたBALMAINに関しては今は人気ブランドとして安定はしていますが、過去にはコレクションを発表できず、休止せざる負えないところまでいった過去もあります。

話がずれましたが、過剰供給で飽和状態のアパレル業界においては、売れなくても話題になること自体に意味があるのです。



ただしそれには二つの条件がマストです。

  1. 爆発的に拡散されること 
  2. ハイブランド(圧倒的知名度をもったブランド)


知名度があって拡散されることと、なくて拡散されることは大きな違いがあります。

特にハイブランドの場合は「あのブランドがこんな物を」というプラスの意味での裏切りがあります。


冷静に考えて粘着テープが20000円、団扇が28000円なんてどう考えても高いです。
ハイブランドというネームバリューがあるから成り立ちます。

まあただ原価という部分で考えれば、圧倒的に粗利高いアイテムであることは間違いありません。



生産ロットとか採算がどうのこうのと言い出すと終わらないので省きます。

原価を安く 抑え「話題性、知名度」というハイリターン得ることができる。


これが一番大きいのではないかと思います。

上記の3ブランドはハイブランドの中ではデザイナーも変わり、間違いなく今ノッテいるブランドです。

デザイナーによって大きく変わるハイブランドの世界ですが、こういった奇をてらったアイテムで話題を集めることができるのはデザイナーの意向をブランドが認め、安定している裏付でもあります。 

最後に  

色々紹介してきましたが、ちなみ私は3つとも一周回っても欲しくなりませんでした。

参考文献


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