PHINGERIN (フィンガリン) /デザイナー 小林資幸
2008年、小林資幸氏によってスタートしたブランド「PHINGERIN」。
着心地がよく、ポップで柔らかいデザインが注目を集めているドメスティックブランドです。
コンセプトは以下の通りです。
<RELAX, LIGHT and MODERN>
「RELAX」の代名詞であるパジャマと「LIGHT and MODERN」ルームウェアでありながらそのまま外へ着ていけるようなモダンな雰囲気を持っています。
実家がブティックを経営していた影響もあり洋服に関わる仕事、特にデザインへの憧れを抱き、そこが現在のルーツになったようです。
アパレルではなくパジャマにしたのは、夢のあるアイテムで、パジャマにこだわりを持つ男性がカッコいいという哲学があったからだといいます。
ブランドスタート当初、開業資金を全額投資してパジャマを約500着も作ってしまったため、1年間手売りで売り歩き、食い繋ぐという生活をしていたそうです。
素材はイタリアのデッドストックの高級シャツ生地を用いたり、縫い目が肌に触れないようなディテールにするなど、パジャマならではのリラックスウェアとしての拘りが詰まっています。
売りあるきという地道な活動を経て、成果が結び展示会を開けるようになり、その展示会にセレクトショップのバイヤーが訪れ、契約に結びついたことで、ブランドの運営ができる基盤が完成しました。
PHINGERINのアイテムはそのままオシャレなルームウェアとして着てあげてもいいですが、外で着てあげても、問題無いくらいのデザイン性があります。
今は、アウトドアやストリートが全盛期ですが、パジャマのようなリラックスウェアをオシャレに着こなすコーディネートは被らずに個性を出せるかもしれません。
PHINGERINの代表作
スープシャツ
シャツと同生地のチーフが付属されており、襟のボタンダウンの部分に装着出来るようになっています。
ハンカチ、ボタンダウンとフォーマルさとのミスマッチが魅力的なphingerinならではの定番シャツです。
元々「スープを飲む時にシャツがよごれないようにする」という考えから生まれたディテールですが、スープに関係なく、他のブランドには見られない特徴的なアイテムに仕上がっています。
ボンテージシリーズ
こちらもPHINGERINの人気シリーズです。
パジャマブランドなのにパンクやロックテイストのアイテム?
アンバランスすぎやしないか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ディテールはパンクやロックですが、色味や素材感などはPHINGERINの特徴である、優しさや柔らかさがあるため、絶妙な雰囲気を纏っているアイテムです。
ロックスタイルを好きだけど、ガチガチにキメ過ぎるのに抵抗がある、カジュアルアイテムと合わせたいという方にオススメです。
その他にも アイウェアや帽子、ベルトなどの小物を充実しているので、気になる方は是非チェックしてみてください。
参考文献
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