1994年、NYでスティーブン・アラン氏がオーナーを務めるセレクトショップ「STEVEN ALAN」、そして1999年にショップのオリジナルブランド、「STEVEN ALAN」が立ち上がります。
2013年からUNITED ARROWSがライセンスを取得して日本国内での展開を行なっています。
国内のスティーブンアランでは、アメリカ本国から輸入したものと、日本国内で企画生産されたもの、セレクト品のブランドから成り立っています。
元々はセレクトショップとしてスタートしたのですが、オリジナルブランドが話題を呼び、結果的に日本でも取り扱われる形となりました。
日本でもBEAMS、SHIPSなどセレクトショップがありますが、そこのセレクトオリジナルブランドが評価されることは一部を除いてほとんどありませんでした。
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スティーブン・アラン氏2008年アメリカファッションデザイナー協議会(CFDA)「ベスト・ニュー・メンズウェアデザイナー・イン・アメリカ」賞ファイナリストにノミネートされる |
そういった意味では、このスティーブンアランというブランドは類い稀なブランドにあたります。
私も普段はセレクトオリジナル品は購入しませんが、スティーブンアランは完全に別扱いで、セレクト品に近いイメージをです。
店舗数は6店舗とまだ少ないですが、優しい色味、旬なゆったり目なサイズ感、確かな品質で話題を呼び、多くのファンを獲得しています。
セレクト品もYAECA、COMOLI、AURALEEなど旬な日本のブランドをチョイスしているため、洋服好きの間でも非常に評価の高いショップとなっています。
パーフェクトシャツ
スティーブンアランを代表するアイテムがパーフェクトシャツです。
元々オリジナルブランドを立ち上げたのも、様々なブランドを見てきたが、自分の納得のいくシャツがなく、「なければ自分で作ればいい」という想いから立ち上がりました。
デザイナーがここまで言うほど、強い想いから生まれたアイテムのため、シャツには特別な拘りがあるアイテムとなっています。
柄や生地、縫製、シルエットなど、一枚着るだけでもこなれ感が出るアイテムです。
店頭でのシャツの展示の仕方にも拘りを感じられます。
リバースシームシャツ
そんなスティーブンアランのアイコニックとなるアイテムがこちらのシャツです。
その名の通り、シーム(縫い目)を表裏逆にしたシャツで、縫い目が肌に当たるストレスを無くすために、ステッチを外に配してある作りになっています。
シルエットも相まってこなれた雰囲気を醸し出す一品です。
上の画像から分かるように、最も特徴的なのが、襟元で第1ボタンと第二ボタンの間が捻られた仕様になっています。
着こなしに関しては第1ボタンは開けて着るのがいいかと思います。
こちらのディテールは、実は縫製工程のミスで偶々、生まれたものだそうです。
しかし実際に着てみると意外にも素晴らしかったようで、現在人気のアイテムとなっています。
デザイナーの「一回つくったら着てみる」というポリシーがあったからこそ出来た、面白いエピソード付きの名品です。
価格はは15000〜30000円となっています。
アイウェア
アパレルだけではなく、最近では、日本とイタリアの素材を使用したアイウェアライン「STEVEN ALAN OPTICAL」にも力を入れています。
ヴィンテージにインスピレーションされた、アメリカンクラシックなテイストに仕上がっております。
デザイナー自身も日差しが強い日には、スティーブンアランのサングラスを掛けているそうです。
こちらもオリジナルブランドとは思えないほど高い完成度となっているため、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
また個人的には店舗の雰囲気が凄く好みで、木目調で落ち着いてゆったりした中で買い物が出来るため、小洒落たカフェで寛げるような感覚です。
アイテムも内装の雰囲気とマッチしており、また行きたくなります。
ここまで紹介してきたブランド「STEVEN ALAN」。
かなりベタ褒めしましたが、それくらいオススメ出来ます。
オリジナルブランドでここまでクオリティを出せるのが純粋に素晴らしいです。
他にも素晴らしいアイテムがたくさん展開されているので、是非店頭に足を運んでみて下さい。
http://store.united-arrows.co.jp/shop/sa/
参考文献
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