2010年に柏崎亮氏によってスタートしたブランド「Hender Scheme」。
デザイナーの柏崎氏は19歳という若さで、シューズ職人になり、その傍らで個人的に靴を作り始め、その後現在のブランドをスタートさせました。
まだスタートして7年と比較的新しいブランドですが、レザーを使った斬新なデザインと高いクオリティの両立が話題を呼び、どんどん知名度が上がっているブランドの一つです。
ブランドコンセプトは以下の通りです。引用 Hender Scheme 公式HP
“身体的、生物学的に性差を示すセックスに対して、ジェンダーとは、社会的、文化的な性差を意味する。HenderScheme(エンダースキーマ)ではセックスによる性差を尊重しながらも、身なりにおいてジェンダーを介することなく、人間の経験や環境によって構造化されたジェンダースキーマを超越した概念を提唱する。”
エンダースキーマは性別を超えたプロダクトを生み出すというフィロソフィーのもと成り立っています。
そんなエンダースキーマですが、プロダクトには基本レザーが使われています。
レザーのライダースといえば、メンズのワードローブの定番の一つで様々なブランドが出していますが、ヌメ革で作ってしまうという斬新さ。
着こなしや使いやすさとはまた別の話ですが、今までありそうでなかったアイテムですよね。
言葉は悪いですが、いい意味でブッ飛んでます。発想はあっても売れるか、ウケるのかを考えると、製品にしずらいものが沢山ある中で実際に生み出しファンの度肝を抜く辺りもこのブランドの魅力だと思います。
もちろん、ベルトや鞄、財布などのレザーならではの小物のラインナップも充実していますが、それ以外にも変わり種の小物が沢山あります。
ベルト
ベルトは定番中の定番アイテムですが、触れないといけないと思ったので紹介します。
エンダースキーマのベルトは基本的に細くナロータイプがメインとなっています。
ベルトの先端が斜めにカットされており、少し垂らした時にいいアクセントになってくれます。
一見細いベルトだとレディースっぽいと思う方もいますが、エンダースキーマのベルトは細さが絶妙なのと余計な装飾も一切ないため男女両用で使うことが出来ます。
もちろんレザーなのでしっかりと経年変化を楽しむ事も出来ます。
柏崎氏の掲げるコンセプトを忠実に再現していることが伺えますね。
価格は7000〜10000円とエントリーアイテムとしては手頃だと思うので、オススメです。
mipシリーズ (mip=Manual Industrial Product)
こちらはエンダースキーマの中核をなすラインで、「NIKE」「NEW balance」「adidas」「VANS」など数々の名作スニーカーをオマージュしたプロダクトです。
もちろんこちらのシリーズも全てレザーで作り上げられています。
工業製品であるスニーカーを履き込んで味を出すという新しい価値を提案し、素材にこだわり金具の部分も全てレザーで作られています。
NIKE Air Force One HIGH
mip 01 |
NIKE Air Force One |
VANS ERA
mip 04 |
VANS ERA |
NIKE AIR Jordan Ⅳ
mip 10 |
NIKE AIR Jordan Ⅳ |
Reebok INSTAPUMP FURY
mip 15 |
Reebok INSTAPUMP FURY |
履くのがもったいなくなるほどのクオリティと高い再現で、工業製品というより最早芸術作品と言っても良いのではないでしょうか。
ジョーダンやリーボックのポンプ、スニーカーフリークの間で絶大な人気を誇るシリーズもオマージュしているため、ファンにとっては堪らないと思います。
基本ヌメ革を使用しているために、通常のレザーより経年変化が顕著に出ます。
変化してくと綺麗な飴色になるので、スニーカーでありながらそこも楽しんでいただけると思います。
個人的にはスニーカー好きの方が履くのもいいですが、普段から革靴を好んで履かれている方が、コーディネートに外しで取り入れてみるのもオススメです。
価格は約60000円〜と少し値は張りますが、手作業、オールレザーで革靴のようにメンテナンスをしつつ長く履けるものなので高くはないかと思います。
レザーを売りにしたブランドは様々ありますが、「Hender Scheme」はかなり変わった角度から製品を作り上げており、ある意味革命的と言っていいかもしれません。
芸術作品ような一方でしっかりと実用性があります。
参考文献 fashionsnap.com news
2016年にはブランド初の路面店「スキマ」も恵比寿に出店しているため、気になる方は是非足を運んでみて下さい。
レザーの小物は誰もが一つは持っているものですがだからこそ拘りたいですよね。
使い込むほど味が出るそれがレザーの良さです。
きっと素敵なアイテムとの出会いがあると思います。
http://henderscheme.com
0 コメント:
コメントを投稿